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圓頓寺の彼岸花

朝日に輝く圓頓寺の彼岸花         2008.9.19

台風13号の被害もなく、早朝から秋晴れとなった。
山鹿市で、彼岸花の名所、菊鹿町の矢谷渓谷へ向かう道添からは、頭を垂れた稲穂の脇に、田んぼのあぜ道や土手に真っ赤に染まった彼岸花が咲き並び、棚田など保存され、昔の懐かしいふるさとの風景を見ることができました。
圓頓寺の庭にも、今年も忘れずに「曼珠沙華」(まんじゅしゃげ)の赤い花と白い花が咲いてくれました。
突然茎が伸びて、鮮やかな赤色の花を咲かせ、花のあとで葉が伸びて冬と春を越し、夏になると細長い葉が消えてしまう不思議な花です。

彼岸花? 彼岸花?

彼岸花が花と葉を同時に見ることができないという特徴から、何となく遠くに想いを馳せている感じがします。
日蓮宗のお経には、「曼珠沙華」の花は、天女が慶事が起こす前触れに、空から妙法の赤い花びらが天下へ降ってくるという意味で「天上の花」とも呼ばれています。
お彼岸で思うことは、仏道修行の日々を通して、己のの悪心を無くし、天上の天女を思い、天下の花に負けないように、笑顔、笑顔で喜びを、ご縁のある方々に施して生きたいなと、あらためて体感しました。


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圓頓寺の山萩の花

朝露にまみれた山萩の花   2008.9.17

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉もあります。
お彼岸の季節、圓頓寺の境内に山萩の花が枝を垂れて開花しました。
万葉集では、数多くの萩の花の歌が詠まれているが、
萩の花を愛でる人はどれほどいるのかな?
萩の花は際立って美しい花とは思わないが、當山の築山で、秋のそよ風にふれ朝露をうけた姿は、地味で落ち着いた薄紅紫色の可愛らしい花が美しく感じます。

萩の花? 萩の花?

お彼岸は、特に、ご先祖さまへご供養し掌を合わせ、日々の安泰を感謝する七日間でありたい。
また、自然界は季節が変わり行く季節です。
その季節の転機とともに、「知恩報恩」の道を「法華経」は説いているので、彼岸は特に「仏道修行の日」とうけとめ、「慈を以て身を修め、能く仏慧に入り、大智を通達し、彼岸に到り」と仏さまの教えを信じて、自分自身を変えていく転機にしたいものです。

志賀島 元寇園教会 別院での花

元寇園教会別院での花
野牡丹と百日紅(猿滑)
 
 2008.9.9
朝夕いくらか凌ぎやすくなりました。
お彼岸の行事を迎えるので、今日、菩薩行を志す6人のご信者さん、弟子1人と作業奉仕のつとめで福岡市志賀島の「元寇園教会」別院へ久しぶりに参りました。
境内の暑いさかりに、千代紙細工のような美しい赤色の花を長く咲かせる「百日紅」の花が出迎えてくれました。
早速、本堂で、700年前、元寇の役で戦没された萬霊にご供養申し上げ、美化作業奉仕を行ないました。


八重百日紅①

ひごろは、5名ほどのご信者の方々が、毎日、草取りや花・野菜作りの管理をしています。
六千坪の境内を見渡すと色々な樹木や草花が植えてあります。
高台の中庭に「野牡丹」の紫色不思議な色をした花が、ひそかに何かを語りかけています。

野牡丹① 野牡丹大


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